小児科の日曜診療は6.7%|休日に子どもが具合を悪くしたときの探し方

執筆: 産婦人科と小児科の教科書 編集部

当サイトが公的データから集計したところ、全国17,388の小児科のうち日曜に診療している施設は1,163、わずか6.7%でした。土曜は79.2%が診療しています。つまり土曜はある程度受診先がありますが、日曜は選択肢が大きく減ります。この記事では、休日に受診先を探す方法と、具合が悪くなる前に調べておくべきことを整理します。

日曜に診療している小児科は6.7%

当サイトでは、厚生労働省「医療情報ネットのオープンデータ」から全国の小児科を標榜する施設の診療日を集計しています。結果は次のとおりでした。

曜日診療している施設割合
土曜13,774施設79.2%
日曜1,163施設6.7%

分母は小児科を標榜する17,388施設です。土曜は約8割が診療している一方、日曜は1割に届きません。

子どもの具合が悪くなるタイミングは選べません。「日曜の朝に熱が出た」というのは誰にでも起こることですが、そのときに開いている小児科は全体の6.7%という状況です。地域によってはさらに少なくなります。

具合が悪くなる前に調べておく3つのこと

休日に慌てて探すのは大変です。元気なうちに次の3つを調べて、家族で共有できる場所(冷蔵庫や共有メモなど)に書いておくことをおすすめします。

  1. 近くで日曜・祝日に診療している小児科
    全国の小児科を都道府県から探すページから、お住まいの地域の小児科を確認できます。診療日は公的データにもとづく届出情報のため、実際の診療は各施設の最新情報をご確認ください。
  2. 地域の休日急患診療所・夜間急病センターの場所と受付時間
    市区町村や医師会が運営していることが多く、休日・夜間に受診できます。場所と受付時間、小児に対応しているかを確認しておきます。
  3. 子ども医療電話相談(#8000)
    夜間・休日に、子どもの症状について小児科医や看護師に相談できる公的な窓口です。受診すべきか迷ったときに使えます。

#8000の使い方

#8000は、厚生労働省が推進する子ども医療電話相談事業の全国共通の短縮番号です。電話をかけると、お住まいの都道府県の相談窓口につながり、小児科医や看護師から助言を受けられます。

使う場面として想定されているのは、次のような状況です。

  • 夜間や休日に子どもの具合が悪くなり、すぐ受診すべきか判断に迷うとき
  • 翌朝まで様子を見てよいか知りたいとき
  • 受診先をどう探せばよいかわからないとき

実施時間帯は都道府県によって異なります。24時間対応の地域もあれば、時間が限られている地域もあります。お住まいの都道府県の実施時間を事前に確認しておくと、いざというときに迷いません。

なお、意識がはっきりしない、呼吸が苦しそうなど緊急性が高いと感じる場合は、迷わず119番してください。判断に迷う場合の相談窓口が#8000という位置づけです。

土曜をどう使うか

土曜は79.2%の小児科が診療しています。この差は大きく、「土曜のうちに受診しておく」という選択が有効な場面があります

たとえば金曜の夜や土曜の朝に症状が出た場合、土曜に受診しておけば日曜の不安が減ります。逆に土曜に「様子を見ましょう」と判断した場合でも、日曜に悪化したときにどうするかを聞いておけます。

受診の際に次のように尋ねておくと、休日の判断がしやすくなります。

日曜に悪くなった場合、どういう状態なら受診したほうがよいですか。どこに行けばよいでしょうか。

かかりつけの小児科があると、こうした相談がしやすくなります。かかりつけの決め方はかかりつけの小児科の決め方で整理しています。

予防接種と健診は平日に済ませておく

休日の受診先が限られるという現実を踏まえると、予定して行けるものは平日に済ませておくのが結果的に安心につながります。

予防接種や乳幼児健診は日程を選べます。これらを平日に計画的に進めておけば、休日は急な体調不良への備えに集中できます。

また、予防接種で定期的に通っている施設があると、急な受診のときにも状況を把握してもらいやすくなります。カルテに経過が残っているためです。乳幼児健診のスケジュールは乳幼児健診のスケジュールをご覧ください。

地域差があることも知っておく

日曜診療6.7%というのは全国の数字です。実際には地域によって状況が大きく異なります。人口が集中している地域では休日急患診療所が整備されていることが多い一方、施設数そのものが少ない地域では選択肢が限られます。

お住まいの地域の小児科は全国の小児科を都道府県から探すページから確認できます。当サイトは全国の小児科を公的データにもとづいて全件掲載しており、掲載に費用はいただいていません。特定の施設を推薦するものではなく、地域の選択肢を把握するためにご利用ください。

診療日・診療時間は届出時点の情報です。臨時休診や変更があるため、受診の前に必ず各施設へ直接ご確認ください。

よくある質問

日曜診療をしている小児科はどこで調べられますか?
当サイトの都道府県ページから地域の小児科を確認できます。診療日は公的データにもとづく届出情報のため、実際の診療については各施設の最新情報をご確認ください。
#8000は何時から何時まで使えますか?
都道府県によって実施時間が異なります。24時間対応の地域もあれば、限られた時間帯のみの地域もあります。お住まいの都道府県の実施時間を事前に確認しておくことをおすすめします。
休日急患診療所は小児も診てもらえますか?
小児に対応している施設と、そうでない施設があります。事前に確認しておくと、いざというときに迷いません。市区町村の公式サイトに案内があることが多くあります。
救急車を呼ぶべきか迷います。
意識がはっきりしない、呼吸が苦しそうなど緊急性が高いと感じる場合は迷わず119番してください。判断に迷う場合は#8000で相談できます。地域によっては救急相談窓口(#7119)もあります。
この集計の出所はどこですか?
厚生労働省「医療情報ネットのオープンデータ」を当サイトが加工して集計したものです。小児科を標榜する17,388施設が分母です。集計時点のデータであり、最新の診療体制とは異なる場合があります。

本記事は制度・費用・選び方に関する一般的な情報の整理であり、医学的助言ではありません。個別の症状・治療については、かかりつけ医・受診先の医療機関にご相談ください。制度・金額は記事内記載の時点の情報です。

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