休日当番医・休日夜間急患センターの調べ方|日曜祝日の日中の受診先

執筆: 産婦人科と小児科の教科書 編集部

日曜・祝日の日中は、休日当番医(在宅当番医制)や休日夜間急患センターといった市区町村単位の体制が外来の受け皿になります。この記事では、3つの仕組みの違いと調べ方、当番が変わることがあるため受診前に電話で確認しておきたいことを整理します。

休日の日中の外来には3つの仕組みがある

平日の外来と違い、日曜・祝日の日中の診療は、市区町村や地区医師会が地域単位で組む体制が受け皿になります。国の「救急医療対策事業実施要綱」では、外来を担う初期救急として在宅当番医制休日夜間急患センター、入院が必要な患者を受け入れる二次救急として病院群輪番制が位置づけられています。

仕組み担い手特徴
在宅当番医制(休日当番医)地区医師会の診療所など当番が日ごとに変わる
休日夜間急患センター市区町村などが整備場所が固定されている
病院群輪番制地域の病院入院が必要な場合の受け皿

お住まいの地域がどの仕組みを採っているかで、調べ方も変わります。まず自分の地域の型を知ることが出発点です。

休日当番医は「日ごとに変わる」のが前提

休日当番医(在宅当番医制)は、地区医師会に加入する診療所などが持ち回りで休日の診療を担当する仕組みです。今週の当番と来週の当番は別の医療機関で、場所も診療科も毎回変わります。

このため「前に行ったからあそこへ」という平日の感覚は通用しません。小児科の医師が当番に入っている日もあれば、内科や外科だけの日もあります。子どもの受診先を探すときは、その日の当番の診療科まで確認することが大切です。

当番表は月ごと・年ごとにあらかじめ決められ、市区町村の広報紙や医師会のサイトで公表されるのが一般的です。

休日夜間急患センターは場所が固定されている

休日夜間急患センター(名称は「休日急病診療所」「急病センター」など地域によりさまざまです)は、市区町村などが整備する固定の施設です。国の実施要綱では、休日の昼間はおおむね午前8時から午後6時まで、夜間は午後6時から翌朝までを担う施設として位置づけられています。実際の受付時間や対応する診療科は施設ごとに異なります。

場所が変わらないため、一度場所と受付時間を控えておけば、次の休日にもそのまま使えます。小児の診療に対応しているか、小児科の医師がいる曜日・時間帯があるかも、あわせて確認しておくと安心です。

どこで調べるか

休日の受診先は、次の場所で調べられます。

  • 市区町村の公式サイト:「市区町村名+休日当番医」「市区町村名+休日診療」で検索すると、当番表や急患センターの案内ページが見つかります。
  • 市区町村の広報紙:月初の号に当月の当番表が載ることが多くあります。
  • 地区医師会のサイト:当番表を掲載している医師会が多くあります。
  • 医療情報ネット(ナビイ):厚生労働省の全国統一システムで、診療日・診療時間から医療機関を検索できます。

ふだんの診療日で探す場合は、全国の小児科を都道府県から探すページもご利用ください。当サイトは公的データにもとづき全国の施設を掲載しています。

受診前に電話をかけるべき理由

休日の受診では、出かける前に必ず電話で確認することをおすすめします。理由は次のとおりです。

  • 当番が変更されることがある:広報紙の印刷後に当番医が交代し、掲載情報と実際が異なる場合があります。
  • 受付終了時刻が施設ごとに違う:診療時間内でも受付を早めに締め切る場合があります。
  • 小児への対応可否を確認できる:当番医が小児の診療に対応していない場合、電話の時点で別の受診先を案内してもらえることがあります。

あわせて、保険証(マイナ保険証)・子ども医療費助成の受給者証・母子健康手帳・お薬手帳を持って行けるよう準備しておくと、受付がスムーズです。

夜間や、受診先に迷うときの窓口

夜間の探し方や#8000(こども医療電話相談)の詳しい使い方は夜間に子どもが具合を悪くしたらで整理しています。#8000は夜間だけでなく休日の日中を実施時間に含む地域もあり、受診先をどう探せばよいか迷ったときの相談にも使えます。

なお、当サイトの集計では、日曜に診療している小児科は全体の6.7%にとどまります(詳しくは小児科の日曜診療は6.7%)。休日体制はこの状況を補う地域の仕組みです。元気なうちに一度、お住まいの地域の型と調べ方を確認しておくことをおすすめします。明らかに緊急だと感じる場合は119番です。

よくある質問

休日当番医は毎週同じ医療機関ですか?
いいえ。地区の医療機関が持ち回りで担当するため、日ごとに場所も診療科も変わります。当日の当番は市区町村や医師会の最新情報で確認し、受診前に電話で確かめてください。
当番医に小児科がない日はどうすればよいですか?
休日夜間急患センターの小児対応の有無や、近隣地域の当番医を確認する方法があります。受診先に迷う場合は#8000で相談できます。お住まいの地域の案内に従ってください。
休日夜間急患センターと休日当番医、どちらを調べればよいですか?
地域によって採っている仕組みが異なります。両方ある地域も、どちらか一方だけの地域もあります。市区町村公式サイトの休日診療の案内ページで、お住まいの地域の型を確認してください。
年末年始やお盆も同じ体制ですか?
日曜・祝日と同様の休日体制が組まれるのが一般的ですが、年末年始は特別の当番表になる地域もあります。市区町村の広報紙やサイトで告知されるため、連休前に確認しておくと安心です。
当番医の情報はいつ公表されますか?
市区町村の広報紙で月ごとに公表されるほか、医師会のサイトで年間の当番表を掲載している地域もあります。公表後に変更される場合があるため、受診直前の電話確認をおすすめします。

本記事は制度・費用・選び方に関する一般的な情報の整理であり、医学的助言ではありません。個別の症状・治療については、かかりつけ医・受診先の医療機関にご相談ください。制度・金額は記事内記載の時点の情報です。

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